今回から、1曲ずつレビューしていきたいと思います。
Energyというアルバムの1曲目ですね。
チャゲのメインボーカルが1曲目というのは、全21作中このアルバムと、黄昏の騎士というアルバムだけだと思います。作曲がチャゲで作詞がチャゲ&飛鳥という珍しいです。作詞はどのパートがチャゲが作って、どのパートが飛鳥が作ったのかはわかりませんが、チャゲ氏は「~なさい」という表現が多い気がするので、「求めたいなら扉を開けなさいという部分」はチャゲのような気がします。
ripple ringというのは、水面に小石を落とした時にできる、波が輪っか状に広がっていく様の事です。ジョセフやジョナサンが得意な、いわゆる波紋です。
この曲のテーマは、近いところから愛し合う事が、波紋のように広がればLove and Peaceに繋がると思うから、近い人を愛し合おうという事だと、私は理解しております。飛鳥氏は、なにげに、世界平和をテーマにしている歌が結構あるので、そういう部分の歌詞は飛鳥が書いていると思います。
マザーテレサが、世界平和のために何をしたらいいのかと質問されて
帰って家族を大切にしてあげて下さいという名言をおっしゃったそうです。
この曲はそういうのに通ずるのかなと思っております。
日本人は働き過ぎで、帰っても疲れていて、家族との交流も希薄になっていると思います。
無駄な残業をやめて、早く帰宅して、愛し合えば、もっとみんな幸せになれるんじゃないかなとお思います。相手の欠点ばかりが目についてしまいますが、お互いに当たり前にやってくれている事に注目し、感謝できれば、愛し合えるんじゃないでしょうか?そうすれば、ストレスも減って、嫌な事を言う人やパワハラをする人も減るのではないかと思いますが、現実は難しいですよね。至るところで争いや殺し合いが起きていますから。
とりあえず、自分は比較的、平和な国に生まれたので、平和が維持されるように、愛をもって生きて行きたいと思っております。