CHAGE and ASKA

Far away / CHAGE and ASKA (2015年12月8日記載)

エナジーというアルバムの最後の曲ですね。
子供の頃は、この曲はあまり好きではありませんでしたが、今は凄く好きな曲です。

Aメロの調はBmですが、BメロでGに転調し、サビではDに転調します。サビとAメロは平行調ですので、戻っています。Bメロの転調の感じと、そのあとのコード進行が好きです。ずっとずっと~というところを、途切れる事無く、サビのメロディに繋げてカラオケで歌うと非常に気持ちが良いです。2番のサビが終わると半音上がった、Bメロ(G#)とサビ(D#)が繰り返されます。飛鳥氏の曲は転調が非常に多いですが、最終的には、元の調に戻る事が多いのですが、この曲は戻ってきません。同じメロディを半音あげているだけなので、移調というのかもしれません。JPOPでは定番な手法なのですが、飛鳥氏はあまり使いません。でも、この頃はたまに使っている曲がありますね。

サビは男女のすれ違いを歌っているそうですが、そうとは知らず、子供頃は、この男女はずっとずっと一緒にいるのだと思っていましたが、別れてしまうみたいですね。のちにセルフカバーアルバムにもこの曲が入るのですが、その事から、やはり、別れたという設定になっている事が明らかになります。

題名はFar awayで、遠くのという意味です。歌詞の中でも、「未来の向こうのずっとずっと」と言っていますが、「今が全て」とも言っており、矛盾しております。これは男の心情ですね。確かめ過ぎられると、現実に戻されて、冷めてしまうんですね。

GLAYの歌でも、行先はそれぞれに違う事、知っていた二人だね。それなのにあなたに触れた日は永遠を感じていたんだという歌詞があります。似たような事を言っていると思います。

自殺した米俳優のロビンウィリアムズは「神様は男に脳みそとペニスを与えてくれたが、両方同時に使えるだけの十分な血を与えてくれなかったのさ」とも言っております。男は際中は、興奮と幸福感で、射精前は、ずっとこうしていたいと永遠を感じるんですね。そのまま死んでしまいたいと思ってしまうのですね。女性には絶頂を感じて、鳥になって欲しいんですね。射精後は人によるかもしれませんが、私はテンションが下がり、眠くなってしまいます。射精前の気持ちのまま、抱き合いながら、眠りに落ちたいですが、むつかしいですね。

それに対し、女性は「愛の行方をとても知りたがる」のです。「確かめたい」のです。1988年ですから、結婚して専業主婦になる人が多かったでしょうし、今よりも、独身のお局さんを続ける人も少ないでしょうし、男女の収入格差も大きかったでしょうし、男は今よりも収入は多かったでしょうし、結婚してくれるかどうかわからない男とは、付き合い続けられなかったのでしょう。
一生養ってくれる、責任を取ってくれる愛がよかったのでしょう。きっと。

「君は愛の行方を知らない君は愛の行方をとてもしりたがるけど、初めての夜に服を脱ぐよりもきっとむつかしい」っていうところの意味がよくわからないです。初めての夜に服を脱ぐのはとても簡単だと思いますが、1988年だと一緒にお泊りしても、貞操観念があり、何もしないカップルが多かったのでしょうか?それともデートして、初めての夜は、それぞれの家に帰るということでしょうか。それと、何がむつかしいのでしょうか?愛の行方を予想して告げる事がむつかしいという事でしょうか?

女性は紅いマニキュアをした爪を満月の真夜中に切っているみたいですが、何となく、超高層マンションの一室で行われているイメージがします。tripと同じイメージですね。女性が爪を切るシーンで飛鳥氏は何を示したかったのでしょうか?もし、XJAPANの歌だったら、紅い爪というと血だらけの爪の事になると思います。

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