CHAGE and ASKA

迷宮のreplicant / CHAGE and ASKA (2015年12月8日記載)

この曲はとても儚いというか、幻想的というか、切ないというか、この世は現実ではなく、幻とか、夢とか、仮想的なものなんじゃないか、そんな感じをさせる曲です。少しだけ不気味な感じもします。

エナジーというアルバムのジャケットの写真は、この曲にマッチしていると思います。私の中では、緑がかったセピアのような色がこの曲イメージです。

短い歌詞の中で、これだけのイメージを湧き起こさせる事ができる曲を作る、飛鳥氏の才能、センスに脱帽ですね。メロディや伴奏も歌詞もすごくマッチしていると思います。

私もこの曲はとても好きなのですが、昔、youtubeにファンが選ぶチャゲアスベスト100みたいなのがあって、見てたのですが、それに、有名ではないこの曲が上位に来てたので、少しびっくりしましたが、さすが、ファンはわかっているなと思いました。

光GENJIに提供した、荒野のメガロポリスという曲があるのですが、少し、雰囲気が似ているかなと思っております。荒野のメガロポリスは、世界が滅亡してしまった、悲しい状況を描いているのに対し、迷宮のレプリカントは、この世は実は全て、自分自身や愛した人でさえ幻なのではないかという儚さを描いていると思います。

まあ、私は現実は現実だと思っておりますが、この世の中は、実在しておらず、仮想現実なんじゃないかという事を考える事もあります。宇宙の始まりとか、ビッグバーンとかを考えると、なんか創造主みたいな存在がいて、それが勝手に作ったんじゃないかと思います。無から有が生まれるのは、結局、仮想現実を作り出すしかないと思うんですよね。別に創造主がキリストのような偉大な人物である必要もなく、例えば、アニメの中の主人公はどこから存在したかといえば、アニメの作者が作り出したものですよね。そんな感じで、作者の気まぐれで、交通事故で殺されちゃうかもしれませんしね。

飛鳥氏が一時、「宇宙に人がいるのではなく、人の中に宇宙がある」みたいな宗教的な事を言ってた事もありましたしね。この曲を作った時から、そういう思想は少しあったんでしょうね。

でも、この曲はすごく好きな曲の1つです。

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