CHAGE and ASKA

trip / CHAGE and ASKA (2015年11月15日記載)

22枚目のシングルで、1988年に発表された曲ですね。バブル期ですね。

曲は飛鳥氏のスキャットから始まります。その後も間奏や、アウトロでも、スキャットが用いられています。まるで、少女の叫びが表現されているかのようですね。このスキャットは飛鳥氏にしか表現できないと思います。

場所は、天に達するほど近い建物が並ぶ大都市の中の、ガラス張りのエレベーターがあるビルの一角ですね。ホテルとも考えられますが、当時はバブル期ですので、そこそこお金を持っている男が、自分ちに女子を連れ込んだのだと思っております。

少女は愛さえも使いわけされてしまう立場なので、相手の男は、他に本当の彼女、もしくは、家庭があるのかもしれませんね。この曲は、そんな男(達)に心の隅にある守れない場所(貞操の事と私は理解しています)を崩されてしまう寂しさというか、罪悪感というか、そういうものが表現されているような気がしますね。事が終わって、その場を去った後も、顔と体が心に棲みついてしまっているわけです。比喩表現が多いので、ちょっと聞いただけではわかりませんが、やらしい歌ですね。

現代の日本は不景気で、男も勢いをなくしており、草食系男子みたいなのが増えているようですので、そういうのは減っているかもしれません。私は今、仕事でフィリピンに赴任しておりますが、同僚のほとんどは、独身既婚に関わらず、お金で女子を買っております。やっぱり、お金は力ですね。

題名がtripというのは何を意味しているのでしょうか?薬を使った後のような高揚感を表しているのでしょうか?今となってはそうな感じがしてしまいますが、歌詞に「そこからは入れ替わるシルエット」というのがありますので、それの事をtripと呼んでいるのだと思います。1番では、前の人から今の人に、2番では、少女から大人へ入れ替わりの事を言ってるのではないかと思っております。

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