では、第4回講座では、やっとコードの説明をしていこうと思います。この回が一番重要です。
その前に今までのおさらいです。
-1オクターブには12個の音がある。その中で主に用いるのは7音だけ。
-その7音の並びは半音を1とすると、221 2221の並びである。この並びをメジャースケール(長音階)という。
-ドレミファソラシドを英語の音名でいうと、CDEFGABである。
コードというのは、和音の事です。近すぎる音というのは、不協和音になってしまいます。(例えば、ドとド#みたいな感じ)
そのため、適度に話してあげると綺麗な和音になります。ドレミファソラシドだと、鍵盤1個飛ばしが良いです。
ドミソ、レファラ、ミソシ、ファラドみたいな感じです。
皆さん、英語の音名覚えていますか????
まずCは何でしたか?Cはドです。 英語表記のややこしいところは、アルファベットは音名を表しますが、コード名も表すところです。
音名としてのCはドですが、コードとしてのCはドミソです。
一番低い音をC(ド)として、1個飛ばしに鍵盤を3つ、4つ弾くとコードになるのです。
まず、3つから始めます。
ドミソは、C
レファラは、Dm
ミソシは、Em
ファラドは、F
ソシレは、G
ラドミは、Am
シレファは、Bdim または、Bm(-5)です。
何で、CFGはmが付かず、Dm, Em, Amはmが付いているのか?
あと、dimって何やねんって思ったかもしれません。
アルファベットだけのものは、メジャーコードで、mがついているのは、マイナーコードになります。dimはディミニッシュコードと言います。
キーボードや、ピアノなどがある人は引いてみて欲しいのですが、メジャーコードは明るい響きで、マイナーコードは暗い響きと言われており、実際そうです。CFGは明るいが、DmFmAmは暗い響きです。ディミニッシュは不安定な響きです。
では、何がメジャー、マイナーまたはディミニッシュ決めているのかというと、各鍵盤に何個間隔が空いているかということです。
Cドミソは、ドとミの間は、(ド#レレ#)の3つの音があり、ミとソの間には(ファファ#)の2つの音になります。
Fファラドも、ファとラの間は3半音(ファ#ソソ#)、ラとドの間は2半音(ラ#シ)
Gソシレは、ソとシの間は3半音(ソ#ララ#)、シとレの間は2半音(ドド#)です。
Dmレファラは、レとファの間は2半音(レ#ミ)、ファとラの間は3半音(ファ#ソソ#)です。
Emミソシは、ミとソの間は2半音(ファファ#)、ソとシの間は(ソ#ララ#)の3半音
Amラドミは、ラとドの間は2半音(ラ#シ)、ドとミの間は3半音(ド#レレ#)です。
つまり、
3半音、2半音の並びはメジャーコード
2半音、3半音の並びはマイナーコード
2半音、2半音の並びはディミニッシュコード
なります。ディミニッシュコードは、たまにしかでてきません。
コードの中で一番低い音をルート音(根音)と言います。
例えば、ミソシの中で一番低い音はミです。
今回の絶対暗記ポイントは4つです。
-12個のうちから選ばれた7音のうち、鍵盤1つ飛ばしで3つ弾くとコードになる。(ドミソとか、レファラ等)
-コードの音のうちで、一番低い音をルート音という。
-3半音、2半音の並びはメジャーコードになる。メジャーコードはルート音のみで表す。(例)F 読み方エフ
-2半音、3半音の並びはマイナーコードになる。マイナーコードはルート音にmをつける。(例)Em 読み方イーマイナー
ちなみに
メジャーコードは周波数の比が、(例えばドミソは)およそ4:5:6になり、
マイナーコードは周波数の比が、(例えばレファラは)およそ5:6:10になります。