第1回のコード理論講座で、1オクターブに12個の音があるとお伝えしました(既にご存知だった方も多いと思いますが)。白鍵7個と黒鍵が5個ですね。
では、白鍵と黒鍵は何が違うのって言うことですが、違いはありません。もちろん、色が違うとか、黒鍵は白鍵よりも盛り上がっているため、弾きやすいって言うことはあるかもしれません。
白鍵も黒鍵も隣の鍵に行くにつれて、半音ずつ上がっていきます。
ドとレの間、レとミの間、ファとソの間、ラとシの間には、黒鍵があるので、2半音の違いがあります。
しかし、ミとファの間と、シとドの間には黒鍵がありません。そのため、1半のみの違いとなります。
ド 2 レ 2 ミ 1 ファ 2 ソ 2 ラ 2 シ 1ドという間隔になります。
ですので、221 2221という間隔に並べたものが白鍵となります。不思議なもので、大半の曲はオクターブを12個の音があるのですが、7個だけを使うものです。もしくは、残りの5個を使わないと考えられるかもしれません。221 2221の間隔で音を並べたものを、7音階といいます。(ハ長調だと)ドレミファソラシドのことですね。メジャースケールとも言います。(現段階でハ長調の意味は分からなくても大丈夫です。)
7音階は西洋で作られたと、よく言われます。しかし、インドでも、中国でも同様に音階がつくられており、それらはすべて7音階のようですね。不思議ですよね。
今回の講義で、暗記しておいて欲しいポイントは2点。
1オクターブ内のうちにある音は全部で12個だが、主に使うのは7個の音のみである。
その7個の並びは、半音を1とすると、221 2221の並びになっている。
221 2221は ニニイ ニニニイと覚えてみてください。