ピアノ講座

ピアノ講座(第3回) 小室進行!!Am F G C

こんにちは、今井竜哉です。FGAmのコードはマスターできたでしょうか?

(まだの方は、 私のブログの第1回ピアノ講座で、復習をオススメします。)

 

それでは、今回は俗に「小室進行」と呼ばれたりする、コード進行をお教えしようと思います。小室とは90年代に超活躍され、時代の寵児とも呼ばれた、あの超有名プロデューサー、小室哲哉さんのことですね。

小室進行は、「Am→F→G→C」です。今回は4つのコードを使います。

Am, F, Gは前回の私の講座で習ったので、覚えて頂けたと思います。今回は新たに「C」が登場します。

 

本題に入るまで長いので、早く読み進めたい人は************で挟んだ箇所は読み飛ばして下さい。

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ちなみにCというコードは、(ハ長調では)一番の主役と言っても過言ではないコードです。専門用語では、トニックコードと言います。詳しくは、今後の講座で、お教えしたいと思います。

 

第1回の繰り返しになりますが、

Amは、右手の親指でラ人差し指でド薬指でミを同時に押してください。

(難しい人は、右手の親指でラ人差し指のラ2つだけでも大丈夫です。)

左手は1オクターブ低いです。

 

Fは、右手の親指でファ人差し指でラ薬指でドを同時に押してください。

(難しい人は、右手の親指でファ人差し指のラ2つだけでも大丈夫です。)

左手は1オクターブ低いファです。

 

Gは、右手の親指でソ人差し指でシ薬指でレを同時に押してください。

(難しい人は、右手の親指でソ人差し指のシ2つだけでも大丈夫です。)

左手は1オクターブ低いです。

 

最後に、今回初登場のCですが、右手の親指でソ人差し指でド薬指でミを同時に押してください。それがCのコードです。CはAmと人差指と薬指の位置は同じで、親指だけは、1つ左にズレた形になります。

(難しい人は、右手の親指でド人差し指でミの2つだけでも大丈夫です。)

左手は1オクターブ低いです。

 

ここで、感の良い方は気づいたかもしれませんが、Cだけ型が違うよねって思われたかもしれません。本来、一番ベーシックなCの型はソドミではなく、ドミソです。別に右手は、Cだったらドミソでも、ミソドでも、ソドミでも構いません。しかし、左手の音、つまり一番低い音は、必ずドにして下さい。

 

これは他のコードでも同じで、Fも右手はファラド、ラドファ、ドファラどれでもいいですが、1番低い音である左手は必ずファにして下さい。

Gも同様、右手はソシレ、シレソ、レソシどれでもいいです。左手は必ずソです。

Amも同様、右手は、ラドミ、ドミラ、ミラドどれでもいいです。左手は必ずラです。

じゃあ何で、ドミソでもいいところを、今回ソドミにしたのか。それは、コードが切り替わる時に、音の高低差を小さくした方が、自然に聞こえるからです。そのため、ドミソだと、高くなりすぎる若しくは、低くなり過ぎるので、ソドミにしました。でも、別に大した問題じゃないので、ドミソでも特に問題ないです。いろいろ弾いてみて、好きな響きのものや、弾きやすい型を、選んで貰えればと思います。

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では、このAmFGCのコード進行で弾ける曲ですが、TM NETWORKの10枚目のシングルGet Wild(1987年4月8日リリース)のサビです。さすが、小室進行と言われる所以ですね。

Get wild and tough ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて

Get wild and tough この街でやさしさに甘えていたくはない

Get chance and luck 君だけが守れるものがどこかにあるさ

Get chance and luck ひとりでも傷ついた夢を取りもどすよ

Get Wildのサビは、4小節のフレーズを4回繰り返す構造になっており、全部で16小節になります。この曲は4拍子の歌なので、1小節につき4拍あります。

そして小室進行のサイクルは、Amを2拍、Fを2拍、Gを2拍、Cを2拍の2小節になります。この2小節を、ひたすら8回繰り返すだけでGet Wildのサビの伴奏が弾けます。

Am F G C のループ(x8)です。

Get wild(Am) and tough(F)と(G)りでは(C)

とけな(Am)いあいの(F)パズルを(G)だいて(C)

Get wild(Am) and tough(F)の(G)まちで(C)

やさし(Am)さにあまえ(F)ていたく(G)はない(C)

Get chance(Am) and luck(F)み(G)だけが(C)

まもれ(Am)るものが(F)どこかに(G)あるさ(C)

Get chance(Am) and luck(F)と(G)りでも(C)

きずつ(Am)いたゆめ(F)をとりも(F)どすよ(C)

今回も1987年リリースの曲なので、若い子たちは知らないかもしれません。ただ、この曲はアニメ「シティーハンター」のエンディングテーマとして使われていました。映画版が昨年の2019年11月に公開されており、この曲は使われているそうです。是非、知らない方はカッコいい曲なので、youtubeで検索してみて下さい。

ちなみに原曲のキーは、1番、2番のサビはAmFGCよりもキーが1つ低いですが、最後のサビで半音上がるので、最後のサビだけは、同じキーのAmFGCになります。

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